はること犬たち、ときどき旦那

元保護犬2頭とアラサー女の生活。

なぜジジは留守番ができなかったのか

10歳にしてブリーダーより放棄されたボーダーコリーのジジ。 一緒に暮らすにあたり、それなりに問題がありましたが、一番大変だったのは留守番。

同じく保護犬のどんぐりは何の問題もなく留守番してくれていたので、正直こんなに苦労するのは想定外でした。

f:id:haruko31:20181204222214j:plain ボクは留守番上手ですので!シャキーン!

実家にいたときも家族みんな働いてるし、シェアハウスに引っ越した後も、私は仕事や学校があったので留守番必須。 どっかのお金持ちと結婚して専業主婦になるっていう手もあるけど、果たしてジジが生きてる間に実現するのかって話でちっとも現実的ではない(゜ロ゜)ざんねん。

けっこうネットで検索もしたし、本を読んだり、しつけに詳しい人に相談もしました。

中には某知恵袋で 「私は仕事に行くから留守番おねがいね。それがあなたのお仕事だからね。」と話しかけてたら不思議と吠えなくなりました☆

なんていう珍回答も。ええ、もちろん試しましたとも。結果はご想像にお任せします( ・ε・)

、、、そこでけっこう勉強になったのがこの本

ドッグズ・マインド―最良の犬にする方法・最良の飼主になる方法

ドッグズ・マインド―最良の犬にする方法・最良の飼主になる方法

  • 作者: ブルースフォーグル,増井光子,Bruce Fogle,山崎恵子
  • 出版社/メーカー: 八坂書房
  • 発売日: 2005/05/01
  • メディア: 単行本
  • クリック: 1回
  • この商品を含むブログを見る

分離不安はいかなる年齢、いかなる性別、そしていかなる犬種にも起こる。どのような犬でもなりうるのだが、ペンシルベニア大学のエリザベスマックレーブはシェルター(収容施設)から引き取った雑種が最も分離不安に陥りやすいと報告している。(中略)この問題は、家族の中で一人の人間が特別の結びつきを奨励することによって引き起こされるのである。

ああ、ジジだ。雑種っていうのはギリギリ違うけど、ほぼジジだ。 もともとジジは分離不安になりやすい要素がある犬だった。そして環境によって、私が留守番できない犬に仕上げてしまったのだと思いました。

ジジからすれば、劣悪ブリーダーの元からほぼ直接我が家にやってきて、初めて可愛がってくれた人間が私。ご飯を沢山食べさせたのも、散歩に行く楽しみを教えたのも私。 当時のジジは私がいなければ死ぬと本気で思っていたのだと思います。(今はそんなこと全く思ってなさそう)

そして、10年間ケージに入りっぱなしで過ごしてきたジジ。うちに引き取ってから普段は室内フリーでしたが留守番はケージ。 私は出掛けてていない、ケージに閉じ込められた。え、これもう二度と出られないんじゃない? そりゃあ不安になる訳です。吠えて呼ぼうとする訳です。ケージだって破壊します。

なるほどー!!と思いました。 ここまで理解するのに、1年以上かかりました。出来の悪い飼い主でごめんね! でも、これが分かったことは私にとって大きな収穫でした。

留守番克服編に続きます。